2014年7月30日水曜日

精神的に具合が悪くなるときに共通していること

前回、持ち味について書いたので、それに関連することを書こうと思います。

病院の精神科を受診する人に共通することは、とても大雑把に言ってしまえば、“持ち味が活かせなくなっている”ということです。精神的に具合が悪くなってしまうまでには、色んな背景や、環境、その人の体の状態などの要素があるのですが、共通点は本来の持ち味や自分らしさが外に出てこなくなっているということです。

ですから、その持ち味が活かされるように工夫をすることで、元気になることが多いです。

たとえば、小さいころ、落ち着きがなかった人は、落ち着きがないような生き方をするといいです。子どものころにスポーツを選ぶときも、バスケットとかサッカーのような絶えず動き回る落ち着きのないスポーツがいいですし、勉強をするときも、短い時間でチョコチョコ教科を変えるといいです。仕事を持つようになっても、職人さんみたいに同じ作業をコツコツ続ける仕事よりは、様々な所に出向き、色んな人と会うような仕事が合っているのかもしれません。

そういう人が、ジッと同じ作業をしなければいけない仕事につくと、持ち味が活かされなくなって、途端に不調に陥ってしまいます。

同じように、気持ちの起伏が激しい人は、できるだけ気分屋的に生きるのが良いのかもしれないですし、神経質で細かい人は、正確性が求められるような仕事をすると細かさが活かされるかもしれません。

そう考えると、自分の持ち味をしっかり把握し、それが活かされる工夫、阻害されない配慮をすることが、健康のための1つのコツと言えそうです。

前回記事:『自分の持ち味を知るには

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